岩手県においては、令和４年１月23日に新型コロナウイルス感染症岩手緊急事態宣言を発出し、感染拡大の防止を図ってきたところですが、直近において新規感染者数の減少傾向が２週間程度継続したこと、医療提供体制・公衆衛生体制の状況などを総合的に判断し、５月30日をもって宣言を解除しました。

奥州保健所管内では、新規感染者数は減少傾向にあるものの、教育・保育施設や学校、高齢者施設等において、クラスターが発生するなど未だ感染は続いています。

岩手緊急事態宣言は解除となりましたが、基本的な感染対策などの取組みを終了するものではありません。誰もがいつ感染者や濃厚接触者になってもおかしくない状況が続いていることから、市内における感染の再拡大、新たな流行の波を防ぐため、市民の皆様には、次の感染防止対策の継続をお願いします。

 

・　三密の回避、手指衛生、換気などの基本的な感染対策徹底の継続をお願いします。

・　マスクの着用は、会話の有り無し、周りの人とはなれているかどうか、屋内か屋外かなど、場面に応じて上手に使い分けてください。

・　飲食店の利用については、感染対策が整っている「いわて飲食店安心認証」店の利用を推奨します。

・　会食は、短時間で、深酒をせず、大声を出さず、会話の時はマスクの着用をお願いします。

・　発熱などの症状のある子どもの保育園・学校等への登園・登校の自粛をお願いします。

 

市では重症化予防のため、60歳以上の方と、18歳以上60歳未満で基礎疾患を有し接種を希望される方を対象に、4回目のワクチン接種を６月から進めてまいります。

また、5歳から11歳の小児接種も引続き予約を受付けております。ワクチン接種の効果や安全性についてご確認のうえ、家族内感染を防ぐ観点からもお子様への接種についてご検討をお願いします。

併せて、3回目までの接種が済んでいない方の接種体制も引き続き整えております。

新型コロナワクチンは、本人の意思に基づき接種を受けるものであり、職場や周りの方への接種の強制や接種を受けていない方への差別的な扱いをすることのないようお願いします。

 

感染された方々やその家族などに対する差別、偏見、誹謗中傷は決して許されません。相手を思いやる気持ちを持ち、冷静な行動をお願いします。

 

 

令和４年５月31日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奥州市長　　倉　　成　　　　　　淳